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沖縄と溝 本土記者にも

2013年02月07日 15:46
こんにちは曇り

お昼のラジオで『ラブ沖縄@辺野古・高江・普天間』が桜坂劇場にて
2/16~3/7まで上映されるというので監督が藤本幸久さんが出演されてました
監督さんは現在、北海道在住だそうです

ここで、沖縄タイムス紙面での衝撃の記事を紹介しておきたいと思います

日本への告発状~基地問題の実相 第一部 超えた臨界点~  「反対ばかり」捨てぜりふ 

「沖縄の人って基地に反対するけど、解決策は考えていないんだよ。」
東京から来た全国紙のベテラン記者は、聞こえるように吐き捨て立ち去った。
沖国大に通う那覇市の女子大学院生(23)は昨年10月2日、
米軍普天間飛行場のそばで受けた取材が忘れられない。
紙面にとどまらない、沖縄と本土の「報道の溝」を体感したからだ。
あの日は、MV22オスプレイ強行配備の瞬間を見たいと飛行場のフェンス際にいた。
全国紙記者に「大人たちは基地問題を差別だと言うけど、学生さんはどう思いますか」と尋ねられ
「私もそう思う。米軍基地は日本で平等に負担すべきです」と答えると、
記者の表情が急に険しくなり、「それは難しい」
「どうすれば本土の人に受け入れてもらえると思いますか」と畳み掛けてくる。
「本土には広い土地がたくさんありますよね」と具体的に提案しかけると、なぜか記者は
「分かりました、もういいです」と一方的に取材を打ち切った。
帰り際に放ったのが冒頭の一言だ。大学生は「非現実的と無視された」と感じた。

大学院生は「沖縄に基地を押し付ける国策を容認してきた報道責任を省みず、
沖縄の人に転化するのは許せない」と今も怒りが消えない。
ただ、この記者一人の問題でもないと感じる。
一昨年、就職活動のための東京で出会ったマスコミ志望の学生らには
「沖縄は基地がないと経済が立ち行かない」「アセス評価書の搬入問題は、
わざわざ座り込む市民が悪い」と言われた。
全国のメディア関係者が県内に集った9月のマスコミ倫理懇談会でも報道の溝が浮き彫りになった。
「沖縄問題の実相」と題した分科会で全国紙記者が
「本土という言葉を見るとだんだん居心地が悪くなる。自己否定されているようだ」と語った。
沖縄タイムスの謝花直美記者は「沖縄を区別してきたのは本土。
その状況をつくったのは誰かと逆に問いたい
」と批判。
「居心地の悪さを持ち帰って自分に照射し、沖縄問題の報道に生かして欲しい
と求めると、会場は静まりかえった。

オスプレイ配備が迫る10月1日朝、女子大学院生は抗議に加わるため大山ゲートを訪れた。
前夜は野嵩で、座り込む県民が警官に排除される光景を目撃していた。
「ウチナーンチュ同士が消耗しているのに日本は涼しい顔」。
思い出すうちに悔しくて涙が出てきた。 
その時、若手記者から「抗議に来るのは勇気が要ったと思うけど…」と声をかけられた。
前夜の悔しさを語ると、何度も相づちを打って真摯に聞いてくれた。
地元紙に務める沖縄出身の女性記者。その目にも涙が浮かんでいた。


先日、オール沖縄での東京行動での『建白書』の扱いもひどいがーん
紙面での扱いもそうだが、TVに至っては全くと言っていいほど取り上げが少ない
民主主義で憲法がある国で「人権問題」ともとれる叫びに、耳を傾けない本土
解決策を考えるどころか、きちんと向き合おうとせずに思考停止に陥っているのが本土
こういう世論を後ろ盾に、沖縄に売国奴と浴びせる光景すらある
歴史の中での『建白書』に込められる意味を本土には理解・想像することすらできないのか
これまで沖縄に背負わせて来れた事が実は奇跡で、現実を見つめなければもう無理なのだムキー
この大学院生のような思いを未来の人にはしてほしくなんですゥsos



今日も、覗いて下さった方々、おおきにぃ~パンダ


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Posted by soosun│Comments(2)PEACE
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この記事へのコメント
反対するけど解決策は考えていない
http://ictkofu.blogzine.jp/kofu/2013/02/post_1b10.html

私の記事に引用させていただきました。ご了承いただければ幸いです。
Posted by ictkofu at 2013年02月08日 18:04
ictkofuさまへ
こちらこそ。
沖縄で感じて綴ったことが、少しでも本土へ向かってくれるのであれば、それは嬉しいことです。
そして、粘り強く、諦めず…沖縄の温度が届いて欲しいです。
Posted by soosunsoosun at 2013年02月09日 00:32
 
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