猫の手だより

昨日に続き、重たい朝の風は身にささります　

どうしても、仲井真知事の「いい正月になるなあ」に気持ちが落ち着きません

沖縄タイムスは一面の社説で…
仲井真知事は、まるで別人のようだった。菅官房長官が作った
シナリオの上で踊らされているパペットのようにもみえた。
住民の必死の叫びは首相官邸には届かなかった。
いや届かなかったのではない。知事は１７日の沖縄政策協議会以来、
東京に閉じこもり、県民の声を聞こうとしなかったのだ。
来年度予算増額は本来沖縄振興予算とは別枠で、国が措置すべきものである。
知事は「有史以来の予算」というが、今回を上回る予算が計上されたこともある。
普天間飛行場の５年以内の運用停止については、「危険性除去が極めて
重要な課題だという認識を知事と共有している」と述べただけで、
具体的には何も答えていない。文書ではなく、すべて口頭だった。
現実性の担保がない「口約束」というしかない。
会談をほぼ記者団に公開し、やりとりを国民に見せ、普天間移設問題をめぐって、
政府と沖縄が共同歩調を取り始めているとアピールする「政治ショー」だ。
１４０万沖縄県民を代表する知事ならば、包み隠さずに語らなければならない。

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驚くことに、「総理のお力で日米関係をしっかりしたものにしていただきたい。
われわれは今、（総理の）応援団です」。といい、
さらに、「ありがたい」「うれしい」など感謝の言葉を１５回も繰り返した。
　は？　
「いろいろ驚く立派な内容をご提示いただき、１４０万県民を代表して感謝する」
県民がその言葉を同じ温度で聴けると思っているのか？！
知事はいったい、何を見て、県民の声をどう聴いてたんか　
県外移設についても、「これまでの脈絡に沿ったものになる‥」と述べてたのは？
明らかに、公約違反というか、詐欺まがいと変わりませんけどォ。。。

あるコラムではこう断じる…沖縄の力を弱め統治をもくろむ政権に、知事は手を貸した。
「いい正月」が迎えられるのは、わずか3460億円で一石も二鳥も三鳥も得る安倍政権だ。

*　*

沖国大教授・佐藤学氏は…
沖縄側の政治要求であった県外移設は取り下げ、今回の回答を条件として埋め立てを
承認すればそれは、知事が全く政治的な判断から辺野古を認めることになる。
これまで知事が強調していた情勢手続上の決定とは次元が異なる話であり
「申請に瑕疵が無いから承認せざるを得ない」という正当化はもはや成立しない。
日米政府として約束できることは、振興予算だけである。今後の沖縄振興予算の全ては、
基地受け入れとの取引であると宣言することになる。それが今回の政治決定の本質である。
沖縄の経済振興は基地との引き換えでしかないと知事自らが認めることになる。
金のために基地を造ってほしいという決定、それは沖縄県が初めて自ら作り上げた長期計画である
「沖縄２１世紀ビジョン」の精神の全否定である。
「沖縄県の「辺野古反対は、国からの金をつり上げたいためだけだ」
「沖縄には金を落としておけば黙る」という蔑視を「左様でございます。
これでよい年が迎えられます」と、沖縄県知事が進んで受け入れる悪夢の現実化は見たくない。

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米側は普天間移設に関して「知事の承認が得られなければ、あらためて
代替施設を探すことはしない」と日本側に伝えてきていた。
「ラストチャンスなんですよ」。と政府関係者は安倍首相の思いを代弁するかの様に語った。
そもそも、普天間移設の必要性すら疑問視されていることに検証もなく、
これまで、米国に日本の責任でと言われながら、沖縄と向き合わず
どうにもできなかった政府の政治責任を知事の判断にすり替えただけではないか

これまで、何十年も、何世代にも渡り差別してきた代償として、このくらいの予算が何か！！
基地が無ければ、安全で、今の何倍もの経済成長が見込めるとのデータも出ている！
なら、沖縄県以外にお金で基地を引き取ってもらって結構。。。
現に、沖縄はこれだけ基地負担しても、所得は全国最低レベルですよっ。。
こんな予算が、県民の命の負担軽減には変わり得ないことは明らかデス。

「辺野古の海にも陸にも、杭１本も打たせない」と言う稲嶺名護市長に
仲井真知事は、先手を打って、県民の未来にまで杭を打とうというのか



今日も、覗いて下さった方々、おおきにぃ～