危険性の除去
2013年12月19日 08:59
おはようございます
この言葉が叫ばれて、もう何年になるか。。。不可能ではないか
沖縄タイムス紙面より、佐藤学氏はこう記している。
辺野古容認に未来なし
普天間と辺野古の直線距離がどれほどか、ご存知だろうか。
地図上で確認して仰天したのだが、わずか36㌔ほどしかない。
東京でいえば新宿駅から八王子駅程度、日常の通勤圏である。
山原は遠いところ、という心理的距離間に支配され、
さらに東海岸は遠隔地と思い込んではいないか。
普天間から辺野古に移設しても危険性はどこにも去らない。
そもそも沖縄の中で、移設先を求めることが、危険性の除去を不可能にしている。
また、沖縄の5倍以上の面積を持つ都道府県が24ある事実。
日本国民のみならず、沖縄県民も、ここでも錯覚してはいないか。
海兵隊のオスプレイが尖閣に飛んで「離島奪還」作戦に就くという日本の期待は
軍事的に根拠がない。抑止力として沖縄は嘉手納空軍基地を受け入れている。
それが既に応分以上の負担である。海兵隊の既得権確保の策略に、
国を挙げて沖縄を貢物として出せば事足りる、という図式に、
沖縄側が飛び乗ることの愚は、明白である。
今回の自民党の「転向」を支える1つの基礎は、若い世代の
基地問題への無関心であることは疑いない。米軍基地があることが当たり前として育ち、
地域史教育の欠落から、動かし難い状況を動かした「復帰闘争」の歴史的事実を
知らない彼らは、基地の存在に疑問を持つことがない。
沖縄の基地への懸念、反対は金を引き出すための方便、という日本に充満している蔑視を、
沖縄自らが裏付けすることである。そうなれば、以後、基地被害の訴えなど、誰が聴くのか。
沖縄が望んで造った基地、になるのだ。
公約を撤回した自民党議員は、その道に踏み込んだことを自覚しているのだろうか。
大隊、基地建設による経済振興が可能ならば、沖縄は日本有数の経済発展を
遂げていなければおかしいではないか。事実はどうか。
辺野古容認の道には沖縄の未来がない以上、これからも粘り強く
「オール沖縄」の再構築をしなければならない。
失敗すれば、今の政治状況を鑑みれば、高い蓋然性をもって沖縄は再び戦場になる。
経済振興どころの話ではなくなるのだ。沖縄の将来のために、今、諦めるわけにはいかない。
* * *
佐藤氏の指摘には、「オール沖縄」を作り出した側は多くの県民に辺野古移設の欺瞞を
十分に伝えてきたか。あるいは県外移設が即、基地全面返還であるような虚偽の言説を
受け入れてしまうような、将来へ不安をもつ県民に、沖縄が何を要求していて、
それにどのような「理」があるかを、分かりやすく伝える努力が
足りなかったことを猛省しなければならない。とある。
やはり、歴史の史実とともに、きちんと次世代へ説明する責任がある。
時の政権が歪んだ歴史感を持ち込んだところで、沖縄が背負ってきた事実は残る。
ならば、今の私たちは未来の世代が振り返った時に、『どうして、そんな…』と
悔やまれるような事につなげてはならないんやないでしょうか。
その意味においては、自民党の「転向」は、現代の有権者のみならず、
未来の人たちの生活、命の環境にまで、傷をつけたことになる
今日も、覗いて下さった方々、おおきにぃ~
この言葉が叫ばれて、もう何年になるか。。。不可能ではないか
沖縄タイムス紙面より、佐藤学氏はこう記している。
辺野古容認に未来なし
普天間と辺野古の直線距離がどれほどか、ご存知だろうか。
地図上で確認して仰天したのだが、わずか36㌔ほどしかない。
東京でいえば新宿駅から八王子駅程度、日常の通勤圏である。
山原は遠いところ、という心理的距離間に支配され、
さらに東海岸は遠隔地と思い込んではいないか。
普天間から辺野古に移設しても危険性はどこにも去らない。
そもそも沖縄の中で、移設先を求めることが、危険性の除去を不可能にしている。
また、沖縄の5倍以上の面積を持つ都道府県が24ある事実。
日本国民のみならず、沖縄県民も、ここでも錯覚してはいないか。
海兵隊のオスプレイが尖閣に飛んで「離島奪還」作戦に就くという日本の期待は
軍事的に根拠がない。抑止力として沖縄は嘉手納空軍基地を受け入れている。
それが既に応分以上の負担である。海兵隊の既得権確保の策略に、
国を挙げて沖縄を貢物として出せば事足りる、という図式に、
沖縄側が飛び乗ることの愚は、明白である。
今回の自民党の「転向」を支える1つの基礎は、若い世代の
基地問題への無関心であることは疑いない。米軍基地があることが当たり前として育ち、
地域史教育の欠落から、動かし難い状況を動かした「復帰闘争」の歴史的事実を
知らない彼らは、基地の存在に疑問を持つことがない。
沖縄の基地への懸念、反対は金を引き出すための方便、という日本に充満している蔑視を、
沖縄自らが裏付けすることである。そうなれば、以後、基地被害の訴えなど、誰が聴くのか。
沖縄が望んで造った基地、になるのだ。
公約を撤回した自民党議員は、その道に踏み込んだことを自覚しているのだろうか。
大隊、基地建設による経済振興が可能ならば、沖縄は日本有数の経済発展を
遂げていなければおかしいではないか。事実はどうか。
辺野古容認の道には沖縄の未来がない以上、これからも粘り強く
「オール沖縄」の再構築をしなければならない。
失敗すれば、今の政治状況を鑑みれば、高い蓋然性をもって沖縄は再び戦場になる。
経済振興どころの話ではなくなるのだ。沖縄の将来のために、今、諦めるわけにはいかない。
* * *
佐藤氏の指摘には、「オール沖縄」を作り出した側は多くの県民に辺野古移設の欺瞞を
十分に伝えてきたか。あるいは県外移設が即、基地全面返還であるような虚偽の言説を
受け入れてしまうような、将来へ不安をもつ県民に、沖縄が何を要求していて、
それにどのような「理」があるかを、分かりやすく伝える努力が
足りなかったことを猛省しなければならない。とある。
やはり、歴史の史実とともに、きちんと次世代へ説明する責任がある。
時の政権が歪んだ歴史感を持ち込んだところで、沖縄が背負ってきた事実は残る。
ならば、今の私たちは未来の世代が振り返った時に、『どうして、そんな…』と
悔やまれるような事につなげてはならないんやないでしょうか。
その意味においては、自民党の「転向」は、現代の有権者のみならず、
未来の人たちの生活、命の環境にまで、傷をつけたことになる
今日も、覗いて下さった方々、おおきにぃ~
Posted by soosun│Comments(2)
│Life
この記事へのコメント
自民党と言う組織はそういうところなんですよ昔から
勢いが付けば何でもかんでも通してしまい
数年後には、国はごちゃごちゃになってしまう
小泉政権時代の規制緩和、原発推進
そして今頃になって小泉元首相は原発反対
ホント笑わせてくれます。
国民をオモチャにするなって言いたいです。
今の自民党も怖いもの知らず、米国の飼い犬ですからね。
アメリカも今の内に進めているのでしょう。
後悔先に立たず・・・です。
勢いが付けば何でもかんでも通してしまい
数年後には、国はごちゃごちゃになってしまう
小泉政権時代の規制緩和、原発推進
そして今頃になって小泉元首相は原発反対
ホント笑わせてくれます。
国民をオモチャにするなって言いたいです。
今の自民党も怖いもの知らず、米国の飼い犬ですからね。
アメリカも今の内に進めているのでしょう。
後悔先に立たず・・・です。
Posted by ビリケン at 2013年12月19日 10:27
ホンマに、ここ数年やりきれません。
日本はアメリカの属国か!と思ったのも矢先、
沖縄は日本とアメリカの植民地のようです…
昔からこの島に住んでる訳やないので、
あんまりでしゃばって言える立場やないですけど、
沖縄戦の体験がある以上、平和に結び付けようと
臨むことが「罪」みたに国が差し向けてるようで
生きた心地がしませんね…(@_@)
日本はアメリカの属国か!と思ったのも矢先、
沖縄は日本とアメリカの植民地のようです…
昔からこの島に住んでる訳やないので、
あんまりでしゃばって言える立場やないですけど、
沖縄戦の体験がある以上、平和に結び付けようと
臨むことが「罪」みたに国が差し向けてるようで
生きた心地がしませんね…(@_@)
Posted by soosun at 2013年12月20日 09:23
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