猫の手だより

こんにちは　


今日で２０年目を迎えました

１９９５年１月１７日　　阪神・淡路大震災

うちは、２０年、生き延びたとうか、長生きさしてもらったんです

神戸市東灘区本山町に一人暮らししてました
ず～っと神戸に住みたくて、３年間、土日の休日に
こっそりバイトしてお金を貯めて４月に引っ越したばっかりでした

１／１６の夜、仕事帰りに実家（大阪）に寄り
終電近くで帰宅し、風邪気味やから
翌日は出勤できるかなぁと思いながら
短大の仲間と５年ぶりのスキー旅行も控えてたし
大事を取ってお休みにしようか…と思い床についたんです

朝、５：４６
体験したことない揺れでした
ベットを誰かが揺らしてるような感じ
暗い中目を開けると電気の傘が揺れてて
壁際にある家具が倒れてるのが分かりました

幸いベットの周りや背の高い家具はなく無事！
玄関に出てみると、隣の部屋の大学生もいて
４階から下へ降りてみると、ケガしながら歩いてる人もいた

同じ駅のエリアに住んでた同じ会社の先輩・Uさんが
近くのコンビニの商品を持って様子を見に来てくれました

片づけながら、余震が来て怖くなったら先輩の所へ行った
大阪の実家に電話したくても公衆電話もムリやし
あの頃は今みたいに携帯なんか無かったからね…

このUさんの彼氏も同じ会社で大阪の方でした
地震の後、すぐ神戸に向かってるらしく
大阪まで一緒に行こうと言ってくれはったんです

神戸を出た時は夕方を過ぎてました
阪神高速の高架橋からは通行止め
Uさんの彼氏は車を停めてそこから歩いて来てくれ
また三人で車まで歩き、実家へ着いたのは夜２２時ごろ

予定してたスキー旅行のバックに荷造りして着の身着のまま
でも、ケガひとつしてへん、失ったものもない
実家のTVの映像で、初めてどうなってるのかを理解しました



うちの住んでた東灘区は５千人近い方が亡くなってます
私は、避難所での生活も経験することもなかったし
ほんまに、ホンマに恵まれてたんやなあと感じてます


スキー旅行がキャンセルなったから、季節変わって沖縄旅行が浮上
暑いとこ嫌いやけど、友達との旅行は行きたいし、行ったことないからってことでGO
実は、この時２０数歳にして、初飛行機っていうから、ビックリ～

この旅行での”体験ダイビング”がうちの人生の方向を変えたきっかけとも言えるけど
それより、あの大震災がなかったら、ここまで飛び越えることもなかったかもしれへん


沖縄に来て１９年、海の美しさとこの島の素晴らしさに触れ
自然を大切に、人間らしく生きることに目覚めた気がする
たくさんの人たちに支えられて、命を生きる日々を重ねる


朝のTV番組に出てた「桂文珍」さんの言葉が印象的でした。
”形あるものは壊れるという事を思い知らされた。
壊れないものを大切にしていかなあかん。
囈（落語）、人との絆、これは壊れることはない。”


うちらは、この教訓を自分たちに刻み、未来にも繋げとかんとあかん！！

日々の生活をどんな風に暮らすのかが、どれだけ大切なコトか
そうすると、自ずと自分とその周り（地域）の人、暮らす環境（行政）
がこの自然（地球）と平和（命）があってこそなんやと強く思う！！！


No　more Base, Yes more Nature



今日も、覗いて下さった方々、おおきにぃ～